25日にご紹介した様に、灰を精製(アク抜き)しただけでも釉薬になりますが、垂れやすかったり安定しなかったりします(左写真)。そこでほとんどの釉薬に3~4割ほど長石という石の粉末を灰にブレンドして、多少厚めに施釉しても窯の焼成で垂れない様に調整してあげます。右写真の鉛筆右側が一般的に市販されている長石粉末です。八王子にも長石が露出した地層があるので、そこから掘って使う物もあります。(鉛筆左側)、ポットミルという機械で粉末にするのが結構大変な作業になりますが、面白い釉調になるんです。
工房玄関に灰釉テストピース一部を展示してみました。工房や母屋の薪ストーブ灰から作っています。樹種の違いがお分かり頂けると思います。これ以外に使っている灰やテストした灰は、桜・楠・梅・欅・樫・イヌシデ・エゴノキなど書ききれません。
常連さんの所に出張教室に伺いました。今日は皆さんでランプシェード作りをしました。
壁に貼ってある粘土と釉薬のサンプル表を作り直す事にしました。
今のサンプル表は12年前位に作った物で、廃盤になった粘土などがあるのと、新しく増えた釉薬や粘土を貼りたいので、作り直します。来年1月までには完成の予定です。
この背中が訴えている事は「工房に入れろ!」という事です。昨日・今日は工房に入り浸っている時間が多かったですね。
本日よりあさって4日まで、生徒さん秋の作品展開催中です。
限られた展示会準備期間中に素早く窓掃除するために春に買ったケルヒャーの窓掃除機、結局は手拭き仕上げは必要ですが、はかどります。おととい窓掃除したのに今日の雨でまた窓が汚れたかなあ・・・
2014年10月分に続く