炊飯鍋の蓋は重くするために「ぶ厚く」作陶頂いております。蓋に空気抜きの穴も空けないので、そのまま伏せて窯焚きすると内部の焼きが不十分になる場合があるので、左写真の様に道具土という特殊な粘土の玉を貼り付けて窯の棚板に浮かせる様にして置きます。これでフタの内外が同じ様な温度で焼成可能になります。土鍋本体も底は「ぶ厚め」に作って頂いているので、同様に棚板から少し浮かせ、充分火が入る様に窯入れしますので、土鍋窯入れは結構時間が掛かってしまいます。
窯の温度を知る三角錐のゼーゲル(右写真)を倒れない様に固定するのにも、道具土を使っております。
土鍋焼成は今週15日、窯出しは17~18日、お渡し可能になるのは19日からを予定しております。
屋根上と雨樋に落葉が積もっているので、屋根上に上って掃除しました。このままだと雨樋が機能しないので・・・
まだ落葉しきっていないので、こういう作業、年末年始頃までにあと1~2回必要です。
「一体何台扇風機があるの?」と我ながら思ってしまいました。カバーや羽裏など分解して掃除しました。夏しか使わない物は一旦収納しますが、冬場でも換気用に5台は稼働します。
3週間程工房玄関で乾かしていたトチ渋材料。薪が出しづらくて邪魔でしたが今日ようやくバケツへ投入し、トチ渋作り開始です。
ある程度安定して寒くならないと作るのに失敗した事があるので、今日まで待っていました。
隣の香川県になりますが、直島にもアート鑑賞に行って来ました。ベネッセミュージアムに大好きなリチャードロングやボロフスキーの作品があり、ちょっと嬉しくなりました。本日夜帰宅します。
陶芸でも使うベンガラ。その産出地の一つ、吹屋(岡山県の西部です)。ベンガラの精製がどれだけ大変だったかが良く分かります。粘土や釉薬の精製にも近い方法ですね。
2022年11月分に続く